2022年 振返り

2022/12/31

間もなく、2022年が終わろうとしております。

2022年振返ると、コロナ感染からウクライナ問題、円安影響、燃料価格高騰、インフレ、金利変動と、経済への影響が目まぐるしい一年でした。人手不足と原材料価格の高騰、また納期遅延が相まって、国内の建築費は軒並み高騰、大型再開発決定や半導体製造拠点の構築で、2025年までは受注を見送るゼネコン様・サブコン様の声が多く聞こえました。施工会社様も、そりゃ~お客を選びますよね。契約書に必ず目にする「経済情勢の変動」がまさに現実となった年でした。

不動産市況  はというと、コロナで実需(住宅)が右肩上がり、物流は供給過多が進む中ですが、10月からいよいよ個人旅行の入国解禁、訪日外客数は徐々に回復しており、ホテル・旅館への投資意欲が多くなり始めた年でもありました(年中浅草を定点観測しているわたしは、欧米、アジアともにインバウンド需要の戻りは顕著に表れていると感じます)。

ホテル 需要ということで、観光庁データでは、
 2022年11月の訪日外客数は約93万人   
 前年同月比+4,400%(前年同月2万682人)
   2019年11月比▲61%(2019年11月約244万人)

国別では、韓国 約31万人(全体割合33%)と最も多く、次いで 台湾 約10万人(10%)、米国 約8万人(9%)だそうですね。2019年までの中国需要はロックダウン等の影響でまだまだ厳しいようです。

オフィス はというと、引き続きテレワーク恒常化と企業のコスト削減で、空室率は増加(主要都市での大量供給も引き続き懸念されますね)ですが、環境改善、コミュニケーション活性化などでの移転も多くみられ、競争力のある物件は空室を順調に消化していった気がします。

商 業 はというと、ラグジュアリーブランドの出店エリアでは引き続き需要は高く(富裕層は需要旺盛)、募集件数の増加は一服感ですが、ゼロゼロ融資の返済スタートなどもあり、退店するエリアも見受けられ、二極化が進んでいるようです。しかしコロナが明け、徐々に人流・消費は回復し、百貨店なども売上好調で、美容系クリニックなど、銀座は昼も夜も2019年に徐々に戻ってきた印象です(銀座エリアでは、コロナで約5000店舗が約4000店舗になったそうですね)。
銀座エリアでの開発も来年から2025年にかけて約30箇所が既に土地の仕込みが完了し、銀座コアビルを筆頭に建て替えが目白押しです。

※主要都市 商業賃料水準(坪単価)
     1位 銀座    79,200円
     2位 新宿    56,300円
     3位 表参道 55,300円
     4位 渋谷    44,500円
     5位 横浜    40,900円
     次いで池袋・心斎橋が 38,000円、仙台・京都が 28,000円 といった感じでしょうか。

2022年の大型取引(売買)を見ますと、
     大手町プレイス      約4300億
     西武HD様のバルク  約1500億(プリンスパークタワー東京など)
     みなとみらいセンタービル  約1000億超
     千葉ニューロジバルク  約800億
     森永乳業様工場跡地     約650億   など

いずれも上位を占めるディールは海外勢の投資がまた加速した一年だった気がします。
また銀座の売買においては、今年の後半だけでも約40件もあり、価格高騰で取得環境が厳しい中でも取引が多数成されていることがわかります~

さて、栄東不動産 はというと、微力ながら、コアな投資家様のニーズを頂き、無事多数のdealをクロージングできましたこと、また、来年も既に数件のdealが決定していること、これもひとえに、関係者の皆様のおかげであり、改めて深く感謝を申し上げる次第です。

不動産流通を以って、街の活性化と新たな価値創造を!
次世代へ「豊かさ」と「潤い」と「輝き」を!
企業に沈まない1人1人の活躍を!
共存と共栄で人口安定化を目指し、さらなる日本の賑わいと国民一人一人のハピネスに向け、不動産流通に努めて参ります!

それでは、お身体を大切に、健康第一で、
皆様のさらなるご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、
新年、どうぞ、良いお年をお迎えください。

~資産爆増 大家の道標~  栄東不動産



 

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